短所は長所! 自慢の息子はアスペルガー

アスペルガーの長所は短所でもある。生活力はないけど勉強はできる。マイペースで協調性はないけど、その分人に左右されない。人と自分を比較しないから、優越感も劣等感もない。人に関心がない分人の悪口を言わない。そんな息子、エースの成長記録や、現在検討中の中学受験について書いてあります。

アスペなエース君 小学3年④ 教育委員会の迅速な対応

ご訪問ありがとうございます。

さわです。

 

 

クラスの乱暴者の隆行は、何度怒られても友達に対する暴力をやめられず、うちのエースも何度も被害に遭う始末。

担任も校長も、隆行の母も、皆同じことを言う。

「また何かあったら連絡ください」

また何かあったらって、、、もしこれが犯罪だったら、『また』は許されない。

じゃあ隆行のしていることは犯罪じゃないからいいのか?

被害に遭う子も、大した怪我をしていないからいいのか?

私はそんな風に軽視してほしくありません。

被害に遭う方としては、『また』はもうなくしてほしいんです。

二度と、絶対にやらないようにしてほしいんです。

担任のKW先生は、『絶対ということはない』と言ったそうですが、それは先生達に都合の良い予防線だと思います。『絶対にないようにする』と言って、また何かあったら責められると思ってのことでしょう。

教務主任もこう言いました。

「もし二度とないようにするって言って、また何かあったら、エース君が余計に傷つくと思うんですよね」

これも、自分に都合の良い逃げ道を作っての発言。

エースが傷つくというより、また何かあったら、あんた達の体裁が悪くなるからだろうっ!

『絶対』はないことくらい、誰だってわかっている。被害に遭っている方としては、『絶対に暴力をやめさせる』くらいの気持ちを見せてほしいんです。

 

ということで、学校に相談しても埒が明かず、教育委員会に電話で相談してみました。

正直、最初はあまり期待していませんでした。

ネットで教育委員会の評判を見ると、あまりいい書き込みはありません。相談したけど相手にされなかった。話は聞いてくれるけど、それまで。など。

 

しかし、うちの地域の教育委員会の対応は素晴らしかったです。

 

まず、私の話を一通り聞いて、同調してくれました。(まあ、ここまではどこも同じ対応だと思いますが)

教育委員会の担当者も、

「『また何かあったら』って、既に起きてしまったことだから、『また』じゃなくて、二度とないように、問題の生徒を監視するなり、指導するなりしなければなりません」

と、強く言っておりました。

 

そして、

『今日、偵察に行ってきます』

と言い、早速その日の午後に、エースの学校に行ってくれました。

その日のうちに見に行ってくれるなんて、この迅速な対応にはとても驚きました。

 

教育委員会担当者の報告は以下の通りでした。

まず、担任から保護者への連絡が遅いので、事が起きた場合はすぐに連絡するように指示した。

事が起きえしまった場合、『また何かあったら指導します(事を起こした生徒を)』『また何かあったら連絡ください』などの対応では、改善が期待できないし、改善しようとする気持ちも見られない。

今回の場合、問題の生徒が暴力沙汰を起こさなくなるまで、監視を付けるよう指示した。

ちなみに、問題生徒の隆行は、その時は大人が見ていたせいか、乱暴な素振りは見せなかったようです。

 

そして教育委員会担当者は、やはりエースのクラスのことを褒めていました。

「クラス自体はみんな仲良くて、とても良い雰囲気で。エース君にも会いました。明るい感じで、元気なお子さんですね」

お世辞でも、自分の子供のことを褒められると嬉しいですね。

教育委員会の適切な対応に、私は心から感謝しました。

 

その夜、学校長から連絡がありました。

教育委員会の偵察が入り、さぞかし驚いたことでしょう。

校長先生は今回の不本意な対応を謝罪し、隆行の監視に非常勤教諭を付けると言いました。

 

小学3年⑤に続きます。

  

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