アスペなエース君 小4 時間走記録会の余談(優しいお母さん)
ご訪問ありがとうございます。
さわです。
先日の時間走記録会で、とても心温まる光景を目にしました。
ひとつ前のブログにも書きましたが、時間走記録会は、うちのエースの小学校で毎年12月初めに行われる行事です。
エース達の学年、4年生は、4分間でどれくらいの距離を走れるか測定します。
第1グループのエース達が走り終えた後、せっかくだから第2グループも見ていくことにしました。
皆それぞれのペース配分を考えて走り、スタートして1週(200メートル)を過ぎるくらいから距離の差が出てきます。第1グループと同様、だいたい3つの集団に分かれていきます。その最終集団で頑張って走っている女の子に、励ましの声をかけているお母さんがいました。
「いいよ、その調子。〇〇ちゃん、頑張って」
優しい控えめな声でしたが、近くにいたので聞こえました。応援というよりも、我が子を見守っているという感じがしました。
走っている女の子も、お母さんが見てくれていることで安心したのかもしれません。疲れてはいてもニコッと笑顔を返していました。
そして4分間終了の合図があったとき、女の子は偶然にも、お母さんが見ている近くでストップとなりました。順位は最後から2番目か3番目だったと思います。
それでもお母さんは、
「よく最後まで走ったね。よかったよ」
と、優しく声をかけていました。
女の子は、息を切らせながらも、お母さんの言葉にうなずいていました。
「頑張って走ったね。帰り、〇〇で待っているからね」
帰りはどこかで待ち合わせをしていたのかな。
お母さんはそんなことを言いながら、集合場所に戻っていく娘に手を振っていました。
日常のちょっとした出来事ですが、なんか感動しちゃいました。
そのお母さんと女の子のいる空間は、温かな陽だまりに包まれているようでした。
私はひそかに反省しました。
勉強でもスポーツでも、結果よりも頑張ったことを褒めてあげる。
分かってはいても、結果を重視してしまうことがあります。
大人の価値観なのか、我が子に対しての欲なのか…。
できないことがあれば、努力してできるようになってほしいと思うし、できたらできたで、もっと上を目指してほしい、頑張れば伸びるはず、なんて思ってしまう自分に反省したのです。
今回の時間走では、エースはクラス平均よりやや遅いくらいの順位でした。
全力を出せばもっと走れたかもしれません。ラストスパートをかければ、あと20~30メートルくらいは伸びたかもしれません。
というようなことを、私はエースに言っていたかもしれません。
でも、優しいお母さんと娘さんの光景を見て、エースの頑張りを素直に褒めあげる気持ちになれました。
人と比べることはない。大事なのは本人が頑張ったということ。
このことを、私はそのお母さんのおかげで再認識することができました。
あまり面識のない方ですが、感謝しています。
ありがとうございました。
ちなみに、そのお母さんの娘さんも、とても優しい子なんです。
確か、エースとは4年間同じクラスだったと思います。(2クラスしかなく、しかも女子の方が人数が多いので、4年間同じクラスの女子はわりといるのです)
怪我をしたり具合悪そうにしている子に声をかけてあげたり、エースみたいにマイペースな行動をとる子を急かさず待ってあげたりしているそうです。
優しいお母さん(ご両親)が、その子のお手本になっているのかもしれませんね。
小4日記 まだまだ続きます。
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