短所は長所! 自慢の息子はアスペルガー

アスペルガーの長所は短所でもある。生活力はないけど勉強はできる。マイペースで協調性はないけど、その分人に左右されない。人と自分を比較しないから、優越感も劣等感もない。人に関心がない分人の悪口を言わない。そんな息子、エース君の成長の様子を書いたブログです。

アスペなエース君 小学3年⑤ 危害を加える乱暴者は放置させないぞ!

ご訪問ありがとうございます。

さわです。

 

 

教育委員会の対応のおかげで、乱暴者の隆行には常に監視がついていました。

これで、ひとまず安心。

 

と思いきや、その一か月後くらいに、

またしても隆行は暴力沙汰を起こしたのです。

 

監視が緩んできたのかもしれません。

しかも、今回は嘘までつきやがってっ!

またまた、私は学校に連絡。どこにでもあるような子供のトラブルですが、こうも度重なると放置するわけにはいきません。

 

何があったのかというと、

その日は6時間授業で、エースが塾の時間に遅れる可能性があるので、私は車で学校までむかえに行きました。

下校時間になり、昇降口から3年生が次々と出てきました。

すると、突然エースの叫び声が聞こえたのです。(エースは声がよく通る上に、何かあると大げさに叫ぶのですぐにわかります)

その直後、隆行が昇降口から出て、走って学童教室の方へ行きました。

私がゆっくり近づいていくと、エースが出てきました。

「今叫んでいたの、エースでしょ?」と聞くと、

エースは

「ちょっとね…」

と言うので、ひとまず車に乗って帰りながら事情をききました。

エースの話では、下駄箱から靴を取ろうとしたら、隆行が来て胸の辺りを蹴られたとのことでした。

 

私はちょっと後悔と反省…。

車に乗る前に話を聞いていれば、その場で学校に連絡できたのです。学童にいる隆行からも話がきけたはずです。

しかし、塾に間に合わないということが頭をよぎり、帰りを急いでしましました。

仕方なく、エースを塾に送り届けてから、私は学校に連絡しました。

まずは担任に連絡し、その後、校長にも連絡しました。

担任と校長は、まだ学童に残っていた隆行に確認しました。

すると、あろうことか隆行は

「やってないよ」と、答えたそうです。

 

私から連絡があったことを、学校側は隆行の母にも知らせました。

隆行は、自分の母にもやっていないと言ったそうです。

じゃあ、うちのエースが嘘をついたってことになるじゃないかっ!

結局、真相はわからず。

この日は金曜日だったので、翌週の月曜に目撃者を探してきいてみるとのことでした。

 

もちろん、私はエースの言うことの方を信じていました。とはいえ、はたしてその現場を見ていた子がいるのか、いたとしても本当のことを言ってくれるのか不安で、週末は憂鬱な気分で過ごしました。

 

そして月曜日の朝、校長先生から電話がありました。

第一声は

「金曜の件、わかりました。エース君の言う通りでした」

私はようやく胸を撫でおろしました。

 

3年生の生徒に一人ずつ、きいてくれたそうです。そうしたら、エースと同じクラスの男の子が「隆行君が、エース君のお腹の辺りを蹴った」と、証言してくれたそうです。

その男の子が誰かは聞きませんでしたが、正直に言ってくれて本当に感謝です。

もしこの証言がなかったら、うやむやなままだったかもしれません。

 

校長先生が詳しく話をしたいということで、私はその日、学校に行きました。

校長先生と担任と私の三人で話をしました。

担任のKW先生は授業中の時間でしたが、授業は非常勤の先生に代行してもらい、今回の話に同席してくれました。

校長先生曰く、

目撃者がいたことを隆行に言うと、彼は気まずそうに自白したそうです。

蹴った理由は、エースと隆行の下駄箱は近くにあり、隆行が靴を取ろうとしたとき、エースが邪魔なところにいたからということ。

だったら口で言えば済むことじゃないか!!

という私の内心の怒りを察してか、校長先生も強い口調で言いました。

「いくら邪魔だったからって、やっちゃいけないこと!これは絶対いけない!しかも嘘までついて。もし見ていた子がいなかったら、そのまま誤魔化し通すつもりだったのかも」

校長先生も、私に気を使ってくださったのでしょう。

隆行をどうにかしなければならない、という気構えが伝わりました。

 

校長先生の考察と対策は、以下の通りでした。

 隆行は1年生の頃から、友達に暴力を振るっては先生や親に怒られる始末。エースのことでは教育委員会の調査が入ったこともあり、もう二度としないようにと念を押されていたのでしょう。だから嘘をついたのかもしれない。

ただ怒るだけじゃ効果はないので、別の角度から考える必要がある。

例えば、専門家に相談してみるとか。つい手が出てしまうということは、発達障害の可能性も考えて検査を勧めてみるとか。

そこで私は、ちょっと無謀なことを言ってみました。

「例えば、隆行を個別学級で指導するということはできないんですか?」

すると校長先生は

「そういう対策方法もありますが、今の段階では難しいんですよね…。危険なものを持って振り回すとか、毎日のように授業を妨害するといったような手に負えない状況だと、個別学級や謹慎などの対策も必要になるんですけど…」

そりゃあそうだ。乱暴者とはいえ、隆行はそこまでひどくない。

私も試しにきいてみただけなので、ここは納得しました。

 

担任のKW先生からは、意外な話をききました。

「エース君と隆行君は、3年生になって最初は席が隣だったんです。その頃はわりと楽しそうに話していて、二人の所には、祥吾君や他の男の子達が集まってきていました。席替えをしてからも、その子達はエース君の席によく来ていて…。隆行君の近くに行っているのは、あまり見たことがありません。もしかしたら、隆行君はエース君に嫉妬しいていたのかもしれませんね。エース君と仲の良い祥吾君は、隆行君とも仲がいいですし…」

隆行がエースに嫉妬!? 

あくまでもKW先生の予想だけど、確かに話がつながるところもありました。

3年に進級して、ゴールデンウィーク前まで、エースは隆行の隣の席でした。

その頃はとくに変わった様子はありませんでした。エース曰く、6月くらいから、隆行が何かと叩いてきたり、突き飛ばしてきたりしたそうです。

KW先生の話と、時期は一致します。

しかし、お山の大将的な隆行が、マイペースでのんびりしているエースに嫉妬するんなんて、あまり考えられませんでした。

 

ともあれ、隆行の対策を真剣に考えるという学校長の言葉を、私は信じようと思いました。

 

そして最後にもう一つ、私は校長先生にお願いしました。

「隆行君のお母さんは、おそらく、うちに謝罪の電話をすると言うでしょう。でも、それはお断りしますと伝えて下さい。こう何度もあると、謝られても『いいですよ、気にしないで下さい』なんてこと言えませんから。電話をかけるとしたら、もう二度とこういうことがないようにする対策ができたら、その報告だけでいいです」

校長先生も了承して、その旨を隆行の母に連絡してくれました。

隆行の母は、自分の子が嘘をついていたことに、相当ショックを受けていたそうです。

 

その後は、隆行も少しは落ち着いたのか、平穏な日々が戻ってきました。

うちに遊びに来るエースの友達の話によると、隆行は若干、孤立状態になっているようでした。いくら目立ったことをして友達の気を引こうとしても、乱暴者は嫌われます。

「あいつ、ふつうに嫌われてるよなぁ、嘘つきだし」

なんて悪口を聞いても、その時の私は隆行に同情する気持ちは微塵もありませんでした。

 

とはいえ、何度も言う通り、エースのクラスは優しく温かな子が多いのです。

いつまでも隆行を仲間外れにはしません。

終業式が近づくころには、エースも「隆行君が〇〇のモノマネをして面白かった」なんて、意地悪をされたことなど忘れたかのように話していました。

隆行の母とも色々ありましたが、今では挨拶くらいはしています。

 

4年生のクラス分けでは、先生達が配慮してくれたのでしょう。

1年から3年まで同じクラスだった隆行とは、ようやくクラスが分かれました。

 

 

 

次は小学4年生です。

 

こちら ↓ 参考になった本です。

    

 

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