アスペなエース君 小4 進学塾の面談と志望校
ご訪問ありがとうございます。
さわです。
10月の末に進学塾の面談がありました。
うちのエース君、今は算数のみ受講で様子を見ているため、担任は算数を教えている先生に変わりました。
ベテランで年配男性のSK先生。専門教科は理科です。一見厳しそうですが、話し方や表情が穏やかで、どんな子でも柔軟に対応している印象がありました。
前の担任AY先生は、こっちから話をしないと、ほどんど話をしない人でしたが、SK先生は話題が豊富で話が弾みました。
長年塾の講師を務めていただけあって、色々なタイプの子供を見てきたのでしょう。進学塾では個性の強い子が多いらしく(特に男子)、エース程度の対応はどうってことないという感じでした。
SK先生から見たエースの評価は以下の通りでした。
・算数が強い。
・考えることが好きな子。
・頭の回転が速い。
・知識が豊富。
・面白い子
授業態度など、本当は問題点もたくさんあるのだろうけど、SK先生は良いことだけを私に伝えてくれました。保護者を不安にさせるようなことも一切言いません。
話の雰囲気が良かったので、私はエースがアスペルガーであることをカミングアウトしました。
するとSK先生、
「私の甥がそうなんですよ」
と、その甥っ子の話をしてくれました。
何かに夢中になっているときは呼んでも返事をしないとか、怒られても懲りないとか、エースと似たところがありました。
それから、エースの学校での様子などを話すと、同じようなタイプの卒業生の話もたくさんしてくれました。皆それぞれ、自分のやりたいことを見つけ、その道に進んでいるそうです。
SK先生は、アスペルガーを悲観視していません。むしろ、彼らの才能が開花するのを楽しみにしている感じが伝わりました。
SK先生のアドバイスは以下の通りです。
・小学校の授業に退屈して、授業態度(ノートをとらないことや、教科書の先のページを読んでいることなど)を指摘されたとしても、あまり型にはめない方がよい。
小学校の評価は進路には関係ないので。
・塾では若干苦手な国語の読解。読書をする習慣をつけると良いのだが、無理に長い文章や難しい話を読ませるより、身近なものから入っていったほうが良い。そこで話を膨らませると、文章を読むのが楽しくなるかもしれない。
・コツコツやることが苦手で、練習嫌いなエースの場合、彼のやり方を否定せず、困ったときに手助けしてあげると良い。英単語や漢字のように、読んでいるだけでは書けないことは、コツコツやる必要もあることを教えてあげる。
・算数の難問など、たとえ解き方が間違っていたとしても、難問にチャレンジしたことや一生懸命考えたことを褒めてあげる。
・まずは、エースに合った志望校を見つける。
SK先生は、エースが居心地よく過ごせそうな志望校を二つあげてくれました。
しかし、その二つはかなりの難関校!
全国偏差値は70以上、進学塾偏差値でも65~68
エースの進学塾偏差値は、現在60~63。
かなりの努力が必要だけど、はたして、あのエースが努力するのでしょうか…。
しかも、今は算数しか受講していないし…。
それに、家からかなり遠い。
万が一受験して、万が一合格して、万が一通うとしてら、新幹線通学か近くにアパートを借りるかしないと厳しいです。
ちなみに、私がここはいいかなと思った志望校は、家から一時間弱で、偏差値55くらいの中堅校(〇〇学園)。自由な校風で、エースものびのびと過ごせそうな感じでした。
SK先生に、「〇〇学園なんていいと思うんすけど」と、言ってみると、SK先生は「う~ん…」と首をひねりました。
「〇〇学園は、書くことが多いんですよ。受験の問題も結構長い文章を書かせるし。学校でも、朝は毎日計算練習や漢字練習をやるみたいでね。コツコツやるのが好きな子には向いているかもしれないけど…」
エースも成長して学習の仕方などが変わってくれば良いと思うけど、とのことでした。
残念…。今のエースの状態では、たとえ合格したとしても、苦痛に感じることがあるかもしれません。なにせ、練習嫌い、コツコツやるのも嫌いなので。
もっとも、そんな状態で中学受験すること自体厳しいと思うのですが…。
うちのエース君、はたして中学受験に向けてのスイッチが入るのでしょう
小4、続きます。
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アスペなエース君 小4 担任のNT先生、気遣いすぎ?
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さわです。
うちのエース君、小学4年後半になりました。
現在進行形になりつつあるので、今回からは成長日記として書いていきたいと思います。
4年の担任、NT先生は、4年生を何回も受け持っているベテランの先生です。
生徒の特長をよくわかっているし、宿題の出し方も丁寧です。
宿題に関しては、A4プリント1枚で、片面が漢字、もう片面が算数の復習。ボリュームは少ないですが、ちゃんと復習ができる内容です。
習い事の宿題がある子達には、とてもありがたいと評判です。
ただ、このNT先生、何かとエースを自分の監視下に置いているような気がするのです。
その①
エースの席は、いつも一番前の窓側。先生の机の前です。
まぁ、これには納得できる理由はあります。
エースが背が低いし、視力も良くない。暑さが苦手なので風通しの良い窓側。先生の配慮なのかもしれません。
その②
遠足は春秋ともにバスで行ったのですが、そのバスの席が、2回ともNT先生の隣。
マイペースで集団行動が苦手なエースですが、一人でどこかに行ってしまうことはありません。集団行動に遅れをとっても、同じ班の友達が引っ張っていってくれます。
先生が目を見張っていなければならないほど、問題児ではないと思うけど…。
その③
音楽会の時の、不自然な立ち位置。
音楽会では合唱と合奏で、それぞれの立ち位置の移動がありました。
背の順で前列→後列。最初の合唱は左右で高音パートと低音パートに分かれていました。次の合奏ではパートごとに並び替え。各パートで、背の順に前列→後列。
エースはなぜか、合唱では2列目にいました。背の低いエースは、本来なら1列目に並ぶはずですが、両脇の若干背の高い子の間にいて、なんとも不自然な感じでした。
そして合奏になると、エースの立ち位置は変わらず。
ということは、エースが移動でもたつかないようにしていたのかも…。
もしそうだとしたら、なーんか、失礼だなぁ…。
それくらいの列移動、エースは普通にできるぞ!
実際、幼稚園の時から今まで、運動会やお遊戯会、卒園式など、特別先生の手を煩わせることなく行動できていました。
もしかしたら、NT先生、私に気を遣っている?
なにせ私、主人にも言われたけど、学校の先生達から見ると要注意人物かもしれないので(;^_^A
小学3年のブログにも書きましたが、学校の対応に納得できず、教育委員会に連絡してしまったことがありまして…。もしかしたらNT先生、もしエースに何かあったら、私からすごい勢いでクレームがあるのでは、なんて思っている?
それとも、私の考えすぎかなぁ。
単に、エースが困らないようにしてくれているのかもしれません。
ということは、
やはり、発達障害児という目でみられているのかも…。
小学校入学時、私は学校の先生にエースのことを説明しました。
自閉症スペクトラム、アスペルガーの可能性が高い、支援が必要かもしれないと。
今となっては、そのカミングアウトがはたして良かったのか、考えることがあります。
理由は「アスペルガーという言葉が独り歩きしてしまう」
以前、児童精神科の先生と臨床心理士さんが言った言葉の意味がわかってきたからです。
先生によっては、発達障害ということにとらわれず、エースを見てくれる人もいます。1年の時と3年の時の担任はそうだった気がします。
しかし、2年の時の担任や教務主任は(他にもいると思う)は、何かちょっとした問題があると、発達障害だから(アスペルガーだから)という目で見てしまうのかもしれません。何かと療育に通うことに結び付けたがるのです。
ちなみに、そういう人に限って発達障害にはそれほど詳しくないんですよね。自閉症スペクトラム、ASD、ADHDと言っても、特徴の表れ方は人それずれです。診断されていないだけで、実は発達障害という人もたくさんいます。
上記のような先生達は、エースが他の子と同じような問題行動を起こした場合、他の子には注意で済むことでも、エースの場合は、”発達障害だからこういうことをするんだ”と思うのでしょう。
2年の時の例としては、
・女の子の足を触る。
・エースと話がしたいんだけど、話が長くなるとどこかに行ってしまう。
・ズボンの中に手を入れる。
・疑問に思うことがあると、納得するまで聞いてくる。
先生は私に相談しますが、どれも大した問題ではありません。
いけないことは注意すればいいだけ。エースのせいにするのではなく、先生自身、自分の対応の仕方を考えてみる必要があると思います。
おそらく、エースが万が一友達に暴力を振るったとなれば、上記の先生は発達障害が原因だと決めつけるでしょう。逆に乱暴な行動が目立つ子でも、発達障害だと言われていなければ注意するだけで済むでしょう。
NT先生は、ASDやADHDの知識はあると思います。エースの特徴も理解したうえで、対応を考えてくれています。
ただ、それもやはり、「エース君は発達障害だから」という認識なのでしょうか…。
私としては複雑ですね。
エースはそこまでひどくない。普通の子と同じように扱ってほしい、個性として見てほしいと思う反面、ここは大目に見てほしいというところもあります。
うち都合だと、
ゆっくり進む学校の授業に退屈してしまうこと
落ち着きがないこと
など(;^_^A
来月には教育相談があるので、その辺も含めて先生と話したいと思います。
次は、進学塾の面談についてです。
こちら ↓ 参考になった本です。
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アスペなエース君 小学4年⑤ 進学塾をやめる決断をしたけど、まさかの引き留め
ご訪問ありがとうございます。
さわです。
うちのエース君、進学塾の夏期講習あたりから、塾に行きたくないモードでした。
夏期、冬期、春期の講習は、4年生の時間帯は1日100分×2コマです。
朝8:30~12:00まで、かなり長い時間勉強していることになります。それも、前半と後半合わせて14日。宿題も毎日出ます。エースは算国の2科なので11日間でした。
それでも遊びたい盛りの子供にはハードだと思います。
きっと、長時間の授業が苦痛だったのでしょう。授業にもなかなか集中できなかったと思います。
夏期講習の3、4日目くらいになると、
「今日も塾かぁ…」
と、エースは行きたくないモード。
私は、「疲れた? 休む?」とは聞くものの、もしかしたら、
”塾でちゃんと勉強してきてほしい”
”塾いかないとゲームやらせないぞ”
的なオーラ出していたのかもしれません。
エースは「休む」とは言いませんでした。
いや、言い出せなかったのかも。。。今思えば、もっと子供目線で考えてあげればよかった。休んでいいよ、と言ってあげればよかったと反省しています。
仕方なく塾に行っているエースは、当然のことながら、授業の取り組みもよくありませんでした。テキストやプリント、計算問題など、ほとんどやっていないことがよくありました。その度に私は、「長い時間何やってたの!塾に行ってる意味ないじゃん!」と、きつく怒ってしまいました。
そんなことを繰り返しながら、なんとか夏期講習を終え、最終日の帰りの車中、
「夏休み、もっと楽しみたかった…。私立中学とか行かなくてもいいかな…」
と、エース。
本音を聞いて、私はようやく塾をやめる決断をしました。
家に帰り、二人で話し合いました。
まずはエースの気持ちを聞きました。
・塾は時間が長くて疲れる。
・塾に行くと、なぜかトイレに行きたくなってしまう。(これから長い時間勉強すると思うと、緊張するみたいです)
・テストも途中で集中力が途切れてしまう。
・でも、国語の文章問題の、物語文は面白くて好き。
・でも、算数の問題はこれからもやりたい。学校ではできない難しい問題にチャレンジしたい。
・中学受験は、まだわからない。
要するに、塾の勉強自体は嫌いではないが、長時間の拘束が苦痛ということなので、私から提案してみました。
・中学受験するしないは、まだ決めなくてもいい。
・難しい問題がやりたいのなら、今の塾でなくてもよい。Z会などの通信教育をとって自宅学習でもOK(中学受験向けの通信教育なら、似たような難問もある)。個別指導もあり。個別指導なら、個人に合わせたカリキュラムを組んでくれるので、集団塾よりも短い時間で集中的にできる可能性もある。
エースは、個別指導に行ってみたいと言いました。
理由は、今通っている塾と同じ会社の塾で、ポイントカードが継続して使えるから。
なんとも単純な理由だけど、エースが行ってみたいというので早速資料請求。その個別指導塾にも電話して、詳細を確認。日にちを決めて体験をしてみようと、私もエースもすっかり転塾モードになっていました。
転塾の前に、まずは通っている塾の退塾手続きをしなければ、と、担任の先生に電話。
この担任のAY先生、面談の時は、こっちから話をしなければほとんど話さない人でした。エースの授業中の態度についてもいくつか指摘されたので、たぶん、すんなりとやめさせてもらえるだろうと思っていました。
電話では、最初に塾をやめたいと切り出し、上記のような理由を説明しました。
AY先生は、「夏期講習の後半は頑張っていたんですけどね~」と言い、意外にも、エースを引き留める提案を出しました。
「Bクラス(応用クラス)は人数が少なくて静かだから、緊張するのかもしれませんね。競争意識がある子ばかりだから、プレッシャーもあるだろうし。しばらくAクラス(基礎クラス)で、ゆったりとしたやってみたらどうですか?実力のある子なので、できれば続けてほしいんですよね」
まぁ、塾も商売だから、上手いこと言ってお客さん(エース)を引き留めているのかもしれないけど…。あの問題児を引き留めてくれることに、私は少なからずありがたさを感じてしまいました。
ちなみに、AY先生から、私にとっては一つ良いことを教えてもらいました。
テストで集中力が途切れてしまうってことは、途切れる前までは集中してやっている証拠。なーんとなくテストをやっている子には、そんな感覚はない。
授業やテストで緊張するということは、しっかり頑張ろうとしているから。テキトーにやっているのなら、緊張などしない。
なるほどな、と思いました。
エースは、ちゃんと頑張ろうとしていたんだ。
頑張ろうとしているから、プレッシャーがあるんだ。
集中できないことを叱るのではなく、ここは誉めてあげることにしました。
エースに相談すると、これもまた、意外にも、
「うん、そうしてみる」
と、結局続けてみることになりました。
9月に入り、Aクラス(基礎クラス)での少し気楽な授業。
しかし、やはり長時間の授業に集中できませんでした。
再びAY先生に相談。
すると今度は、「じゃあ、国語か算数どちらか一科目受講はどうですか?」と提案。
一科目受講の手続きができるかどうか、念のため確認するとのことで、いったん電話を切りました。
その後、今度はなんと、塾長から電話がありました。
「エース君、ぜひ続けてほしいです。算数担当の先生も、エース君は算数が強くてセンスもあると言っているし、難関もいける子だって」
お世辞とはいえ、誉め言葉を並べられると嬉しいですね。
塾長のアドバイスは、
単科なら、できれば算数を受講してほしい。
(国語は、テキストのみ購入も可)
中学受験の算数は特殊で難しく、受験の総合得点を大きく左右する。
せっかく実力があるのだから、このまま続けて伸ばしてほしい。
男の子はスイッチが入ると、ぐんと伸びる子が多い。
とのこと。
若干乗せられている気もするけど、私も我が子を褒められて素直に嬉しいのです。
エースにその旨を相談すると、すぐにOKが出ました。
ということで、進学塾は続けることになりました。
現在進行形です。
まだ算数単科ですが、受験をするなら、いずれは2科→4科にしていかなければなりません。果たしてそこまで続けられるのか。結局、塾の先生に乗せられるかたちで通塾しているけど、エースは本当にこれでいいのか。本当に塾を続けたいのか。
未だに自問自答を繰り返していますが、様子を見守っていくしかありませんね。
成長記録も現在に近づいてきましたので、次からは成長日記になります。
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アスペなエース君 小学4年④ 4年前半は進学塾でも不調
ご訪問ありがとうございます。
さわです。
うちのエース君、4年生前半は学校だけでなく、塾でも不調だったのです。
授業には集中できず、課題のプリントをやっていないことが多い。漢字テストも気分が乗らないときは最初の5問くらいしか書かないことがある。
忘れ物や提出物の出し忘れも目立つ。授業で使う教材一式を塾に忘れてきたこともありました。きっと彼の頭の中は、「長い授業が終わった~、帰ってからゲームをやるぞ~」って感じで、帰りを急いでいたのでしょう。
私はことあるごとに、
「塾を続けたいのなら塾のルールを守って! 先生がやって下さいと言ったことは、ちゃんとやること! みんなやりたくないときがあっても、我慢して頑張ってやっているんだよ! それが集団塾だから」
と、口うるさく言っていました。
時には感情的になって怒鳴ってしまうこともありました。
エースは、私に怒られてちゃんとやることもありましたが、長続きはしません。結局同じことの繰り返し。
私は自問自答を繰り返していました。
もしかしたら、私がエースにプレッシャーをかけているのかも。。。
進学塾に行きたいって言ったのはエースだけど、いつの間にか、エースが進学塾に通っていることを私が自慢したかったのでは。。。
エースの小学校の同学年で、進学塾に通っているのはたぶんエースだけ。中学受験して難関校に合格したら、きっとみんな、エースを羨望の眼差しで見るだろう。
そして、その彼は、私の自慢の息子。そんなことを期待して勉強を強制しているのだとしたら、私は毒親になりつつある(・_・;)
エースもますますやる気を失くしてしまうだろう。
あとは、、、現実問題、お金と時間の無駄。
ひとまず、塾の担任、AY先生に授業中の様子をきいてみました。
AY先生の担当教科は社会ですが、3年生の算国、4年生の国語(言葉の単元)も教えています。なので、週4コマのうち、1コマはAY先生の授業になります。
AY先生は、面談の時と同様、エースの良いところと、ちょっと直してほしいなという点を挙げてくれました。
良いところ
・実力がある。
・理解が早いので、ほとんどは一回の説明で理解できる。わからないことがあったとしても、自分で考えて答えに導いていく力がある。
・算数が強いので受験には有利。
・時々、良い質問をしてくれる。
ちょっと直してほしいところ
・授業中鼻歌を歌う。
・時間制限の問題を出されると、「こんなの〇〇分でできるわけないじゃん~」と叫ぶ。
・問題を解くとき、ぶつぶつ声を出しながら取り組んでいるので、他の子に答えがわかってしまうことがある。
”ちょっと直してほしいところ”に関しては、授業を真剣に取り組んでいる子達の迷惑になることなので、厳しく注意しても構いませんと伝えました。もちろん、私からも注意しました。
授業の取り組みは、
エース君の場合は、ハマった時は真剣に問題を解いているが、、集中できないときはぼーっとしていたり、トイレに行ったりしている。またトイレが長い。
理解は早いのだが、理解したらそれで満足してしまう。本当は、教わったことがちゃんとわかっているのか、確認のために練習問題をやってみたり、早く正確に解けるように練習したりするとより伸びるのだが、まだそこまでの欲はないらしい。
とのこと。
結局、これといった解決策はなく、しばらく様子を見るということになりました。
塾でのこと、次回に続きます。
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アスペなエース君 小学4年③ 不調気味だった4年生前半
ご訪問ありがとうございます。
さわです。
エースの不調の要因は何だろう。。。
日々考えていました。
ゴールデンウィーク開けくらいから、9月中旬くらいまで、学校や塾の授業に集中できないことが多く、忘れ物も目立つようになりました。
塾の授業でも、プリントやテキストをほとんどやっていないときもありますが、学校ではもっとひどい。ノートは相変わらずとっていないし、授業で使っている漢字スキルや算数スキルもほとんどやっていない状態。できないわけではないので、取り組み拒否といってもいいでしょう。
唯一苦手な図工の時間は、席を立ってふらふら出歩くこともあったそうです。
宿題とテストだけはやっているようなので、4年の担任、ベテランで優しいNT先生は無理に強制することはしません。
NT先生曰く、決して授業を馬鹿にしているわけではない、妨害することもない。ちゃんと発言もしてくれるし、テストも宿題もできているので、あまり口うるさく言うのはちょっと違うと思う、とのことでした。
エースの不調、考えられる原因は、色々とありました。
その①
ゴールデンウィークに、前から欲しがっていたゲーム機switchを買ってあげた。
スプラトゥーンというゲームにはまり、プレイするたびに以上興奮していた。
その②
塾の拘束時間が長くなり、難易度も上がり宿題も増えてきたため、それがストレスになっている。
その③
塾と学校の授業のバランスが取れなくなった。
3年生前半くらいまでは、単元に関しての学校と塾の学習内容の差はそれほどありませんでした。なので、学校の授業もまだ新鮮さはあったと思います。3年生から習う理科社会に関してはとても興味をもち、休み時間中も教科書を見ていたそうです。
しかし現在、塾では学校単元の1年くらい先を学習しているし、難易度に関しては学校の学習とは次元が違います。
すでに分かっていることを一から学習する学校の授業が退屈になってきたようです。
その④
スイミングをやめた。
スイミングに通っていた頃は、1時間のレッスンで、トータルすると600メートル~800メートル泳いでいたのですが、現在ではその分の時間が塾の学習になっている。
勉強と運動のバランス状態が上手く取れていないのかもしれません。
その⑤
これは担任のNT先生の考察ですが、教室が暑い。
4年生の教室は4階で、気温が高くなると、下からの熱い空気が上がってきて非常に暑いそうです。しかも、エースの教室は風通しがあまりよくない。
確かに授業参観にいったときも暑かったし、エースは靴下も上履きも脱いで、椅子の上で胡坐をかいていました。
「あれ、どっかのオッサンみたいですね」と、私がNT先生に言うと、先生は「暑いから毎日辛そうなんですよ。だから私も、無理にやって(漢字スキルや算数スキル)とは言えなくてね」と、配慮してくれているようでした。
その⑥
私が怒ってしまう。
エースが怠けているように見えてしまい(実際怠けていることもあるけど…)、私はしょっちゅう怒っていました。
塾でやっていないプリントをまとめて持って帰ってきたとき、学校の漢字テストがすべて空欄だった時、のんきにゲームをやっているエースに腹が立ち、ゲーム機を取り上げ、床に投げつけたこともありました。エースの好きなゲーム、スプラトゥーンを一週間ほど禁止にしたこともありました。
怒られても懲りないエースですが、少なからずストレスはあったでしょう。
ゴメンよ、エース。
原因は一つではないと思うので、上記のことや成長、時期的なことなど、色々が重なっているのでしょう。
NT先生曰く、現在はわりと調子がいいそうです。
授業は相変わらず退屈することもあるけど、落ち着いて座っていられるそうです。
暑い時期は、一応先生に断ってから水道で顔を冷やしに行ったり、怠くて保健室にいったりしたことがあったのですが。
ということは、学校生活に関しては、
やはり4階の暑さが苦痛だったのかも…。
大変だったね、よく頑張って乗り切った。
今は落ち着いているということなので、しばらく様子を見ることにしています。
ちなみに、5月末の運動会や、10月行われて音楽会の練習は頑張っていたようです。
運動会は、走るのは年齢平均の早さなので、リレーの選手に選ばれることはないけど、特に目を覆いたくなるようなシーンはありません。
問題なのは、表現の種目。みんなでそろって表現するるダンスや和風の踊りなど、以前はひどいものでした。
止まってポーズを決めるところで、一人汗を拭ったりきょろきょろしたりしているし、踊りに関しては、だらだらとやる気のなさ全開。
今年も、演目が始まる前、私は恐怖と不安でドキドキでした。
しかし、今年は違いました。エースは良い意味で裏切ってくれました。
とてもキレのある動作が目立ち、ポーズもビシッと決まっていたのです。
すごくカッコよかったです!
成長したなぁと、ちょっと感傷にひたってしまいました。
音楽会では、リコーダーのパートリーダーを務めました。
音楽に関しての習い事はしていないのですが、歌や楽器はわりと好きみたいです。
よく家では鼻歌を歌っています。エースは音拾うのが得意なようで、メロディーも正確に覚えます。
音楽会では合唱と合奏があったのですが、合奏の方は、4年生にしては難易度の高い曲でした。
夏休み中に、各自リコーダーの練習をしてきましょうということで楽譜を渡されたのですが、これが想像以上に難しい。高音高速運指に、細かい音符と休符。楽器演奏に慣れている人じゃないと、大人でも初見は無理そうな曲でした。
さて、練習嫌いなエースをどうやってやる気にさせよう。。。
当然、自主的に練習開始とはならず、8月半ばくらいになってから「そろそろリコーダー、やろうか?」と言ってみました。
エースは案外素直に練習を始めてくれました。
指の動きが早くて難しいので、最初はつっかえてばかり。しかし、エースはあの覚えにくいメロディーをほぼ正確につかんでいました。なので、練習は指の動きだけです。
せっかくやる気になったのに、長時間練習となると嫌になってしまう可能性があるので、練習は3分から5分。残りの夏休み、毎日続けました。
そして、夏休み明けのリコーダーテスト。
NT先生から連絡帳にメッセージがありました。
”リコーダーがとても上手にふけていました。音楽のペーパーテストも満点でしたので、リコーダーのパートリーダーをお願いしました”
どうやら、リコーダーとペーパーテストで成績の良かった子3人がリコーダーのパートリーダーに選ばれたそうです。
そのほかの楽器は、ピアノはオーデションで選ばれた2人、鍵盤ハーモニカ、打楽器(木琴と鉄琴を含む)は希望制でした。
音楽会は素晴らしくて、保護者の方はみな感動していました。
合唱ホールいっぱいに奇麗な声が響きわたり、合奏もお見事!!あの難しい曲をよくあそこまで仕上げたなぁと、先生と子供達にたくさんの拍手を送りました。
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