短所は長所! 自慢の息子はアスペルガー

アスペルガーの長所は短所でもある。生活力はないけど勉強はできる。マイペースで協調性はないけど、その分人に左右されない。人と自分を比較しないから、優越感も劣等感もない。人に関心がない分人の悪口を言わない。そんな息子、エースの成長記録や、現在検討中の中学受験について書いてあります。

アスペなエース君 小学4年⑤ 進学塾をやめる決断をしたけど、まさかの引き留め

ご訪問ありがとうございます。

さわです。

 

うちのエース君、進学塾の夏期講習あたりから、塾に行きたくないモードでした。

 

夏期、冬期、春期の講習は、4年生の時間帯は1日100分×2コマです。

朝8:30~12:00まで、かなり長い時間勉強していることになります。それも、前半と後半合わせて14日。宿題も毎日出ます。エースは算国の2科なので11日間でした。

それでも遊びたい盛りの子供にはハードだと思います。

 

きっと、長時間の授業が苦痛だったのでしょう。授業にもなかなか集中できなかったと思います。

夏期講習の3、4日目くらいになると、

「今日も塾かぁ…」

と、エースは行きたくないモード。

私は、「疲れた? 休む?」とは聞くものの、もしかしたら、

”塾でちゃんと勉強してきてほしい”

”塾いかないとゲームやらせないぞ”

的なオーラ出していたのかもしれません。

エースは「休む」とは言いませんでした。

いや、言い出せなかったのかも。。。今思えば、もっと子供目線で考えてあげればよかった。休んでいいよ、と言ってあげればよかったと反省しています。

 

仕方なく塾に行っているエースは、当然のことながら、授業の取り組みもよくありませんでした。テキストやプリント、計算問題など、ほとんどやっていないことがよくありました。その度に私は、「長い時間何やってたの!塾に行ってる意味ないじゃん!」と、きつく怒ってしまいました。

そんなことを繰り返しながら、なんとか夏期講習を終え、最終日の帰りの車中、

「夏休み、もっと楽しみたかった…。私立中学とか行かなくてもいいかな…」

と、エース。

 

本音を聞いて、私はようやく塾をやめる決断をしました。

家に帰り、二人で話し合いました。

 

まずはエースの気持ちを聞きました。

 

・塾は時間が長くて疲れる。

・塾に行くと、なぜかトイレに行きたくなってしまう。(これから長い時間勉強すると思うと、緊張するみたいです)

・テストも途中で集中力が途切れてしまう。

・でも、国語の文章問題の、物語文は面白くて好き。

・でも、算数の問題はこれからもやりたい。学校ではできない難しい問題にチャレンジしたい。

・中学受験は、まだわからない。

 

要するに、塾の勉強自体は嫌いではないが、長時間の拘束が苦痛ということなので、私から提案してみました。

・中学受験するしないは、まだ決めなくてもいい。

・難しい問題がやりたいのなら、今の塾でなくてもよい。Z会などの通信教育をとって自宅学習でもOK(中学受験向けの通信教育なら、似たような難問もある)。個別指導もあり。個別指導なら、個人に合わせたカリキュラムを組んでくれるので、集団塾よりも短い時間で集中的にできる可能性もある。

 

エースは、個別指導に行ってみたいと言いました。

理由は、今通っている塾と同じ会社の塾で、ポイントカードが継続して使えるから。

なんとも単純な理由だけど、エースが行ってみたいというので早速資料請求。その個別指導塾にも電話して、詳細を確認。日にちを決めて体験をしてみようと、私もエースもすっかり転塾モードになっていました。

 

転塾の前に、まずは通っている塾の退塾手続きをしなければ、と、担任の先生に電話。

この担任のAY先生、面談の時は、こっちから話をしなければほとんど話さない人でした。エースの授業中の態度についてもいくつか指摘されたので、たぶん、すんなりとやめさせてもらえるだろうと思っていました。

電話では、最初に塾をやめたいと切り出し、上記のような理由を説明しました。

AY先生は、「夏期講習の後半は頑張っていたんですけどね~」と言い、意外にも、エースを引き留める提案を出しました。

「Bクラス(応用クラス)は人数が少なくて静かだから、緊張するのかもしれませんね。競争意識がある子ばかりだから、プレッシャーもあるだろうし。しばらくAクラス(基礎クラス)で、ゆったりとしたやってみたらどうですか?実力のある子なので、できれば続けてほしいんですよね」

まぁ、塾も商売だから、上手いこと言ってお客さん(エース)を引き留めているのかもしれないけど…。あの問題児を引き留めてくれることに、私は少なからずありがたさを感じてしまいました。

 

ちなみに、AY先生から、私にとっては一つ良いことを教えてもらいました。

テストで集中力が途切れてしまうってことは、途切れる前までは集中してやっている証拠。なーんとなくテストをやっている子には、そんな感覚はない。

授業やテストで緊張するということは、しっかり頑張ろうとしているから。テキトーにやっているのなら、緊張などしない。

なるほどな、と思いました。

エースは、ちゃんと頑張ろうとしていたんだ。

頑張ろうとしているから、プレッシャーがあるんだ。

集中できないことを叱るのではなく、ここは誉めてあげることにしました。

 

 

 

エースに相談すると、これもまた、意外にも、

「うん、そうしてみる」

と、結局続けてみることになりました。

 

9月に入り、Aクラス(基礎クラス)での少し気楽な授業。

しかし、やはり長時間の授業に集中できませんでした。

再びAY先生に相談。

すると今度は、「じゃあ、国語か算数どちらか一科目受講はどうですか?」と提案。

一科目受講の手続きができるかどうか、念のため確認するとのことで、いったん電話を切りました。

その後、今度はなんと、塾長から電話がありました。

「エース君、ぜひ続けてほしいです。算数担当の先生も、エース君は算数が強くてセンスもあると言っているし、難関もいける子だって」

お世辞とはいえ、誉め言葉を並べられると嬉しいですね。

 

塾長のアドバイスは、

単科なら、できれば算数を受講してほしい。

(国語は、テキストのみ購入も可)

中学受験の算数は特殊で難しく、受験の総合得点を大きく左右する。

せっかく実力があるのだから、このまま続けて伸ばしてほしい。

男の子はスイッチが入ると、ぐんと伸びる子が多い。

とのこと。

 

若干乗せられている気もするけど、私も我が子を褒められて素直に嬉しいのです。

エースにその旨を相談すると、すぐにOKが出ました。

 

ということで、進学塾は続けることになりました。

現在進行形です。

まだ算数単科ですが、受験をするなら、いずれは2科→4科にしていかなければなりません。果たしてそこまで続けられるのか。結局、塾の先生に乗せられるかたちで通塾しているけど、エースは本当にこれでいいのか。本当に塾を続けたいのか。

 

未だに自問自答を繰り返していますが、様子を見守っていくしかありませんね。

 

 

成長記録も現在に近づいてきましたので、次からは成長日記になります。

 

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