アスペなエース君 小4 進学塾の面談と志望校
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さわです。
10月の末に進学塾の面談がありました。
うちのエース君、今は算数のみ受講で様子を見ているため、担任は算数を教えている先生に変わりました。
ベテランで年配男性のSK先生。専門教科は理科です。一見厳しそうですが、話し方や表情が穏やかで、どんな子でも柔軟に対応している印象がありました。
前の担任AY先生は、こっちから話をしないと、ほどんど話をしない人でしたが、SK先生は話題が豊富で話が弾みました。
長年塾の講師を務めていただけあって、色々なタイプの子供を見てきたのでしょう。進学塾では個性の強い子が多いらしく(特に男子)、エース程度の対応はどうってことないという感じでした。
SK先生から見たエースの評価は以下の通りでした。
・算数が強い。
・考えることが好きな子。
・頭の回転が速い。
・知識が豊富。
・面白い子
授業態度など、本当は問題点もたくさんあるのだろうけど、SK先生は良いことだけを私に伝えてくれました。保護者を不安にさせるようなことも一切言いません。
話の雰囲気が良かったので、私はエースがアスペルガーであることをカミングアウトしました。
するとSK先生、
「私の甥がそうなんですよ」
と、その甥っ子の話をしてくれました。
何かに夢中になっているときは呼んでも返事をしないとか、怒られても懲りないとか、エースと似たところがありました。
それから、エースの学校での様子などを話すと、同じようなタイプの卒業生の話もたくさんしてくれました。皆それぞれ、自分のやりたいことを見つけ、その道に進んでいるそうです。
SK先生は、アスペルガーを悲観視していません。むしろ、彼らの才能が開花するのを楽しみにしている感じが伝わりました。
SK先生のアドバイスは以下の通りです。
・小学校の授業に退屈して、授業態度(ノートをとらないことや、教科書の先のページを読んでいることなど)を指摘されたとしても、あまり型にはめない方がよい。
小学校の評価は進路には関係ないので。
・塾では若干苦手な国語の読解。読書をする習慣をつけると良いのだが、無理に長い文章や難しい話を読ませるより、身近なものから入っていったほうが良い。そこで話を膨らませると、文章を読むのが楽しくなるかもしれない。
・コツコツやることが苦手で、練習嫌いなエースの場合、彼のやり方を否定せず、困ったときに手助けしてあげると良い。英単語や漢字のように、読んでいるだけでは書けないことは、コツコツやる必要もあることを教えてあげる。
・算数の難問など、たとえ解き方が間違っていたとしても、難問にチャレンジしたことや一生懸命考えたことを褒めてあげる。
・まずは、エースに合った志望校を見つける。
SK先生は、エースが居心地よく過ごせそうな志望校を二つあげてくれました。
しかし、その二つはかなりの難関校!
全国偏差値は70以上、進学塾偏差値でも65~68
エースの進学塾偏差値は、現在60~63。
かなりの努力が必要だけど、はたして、あのエースが努力するのでしょうか…。
しかも、今は算数しか受講していないし…。
それに、家からかなり遠い。
万が一受験して、万が一合格して、万が一通うとしてら、新幹線通学か近くにアパートを借りるかしないと厳しいです。
ちなみに、私がここはいいかなと思った志望校は、家から一時間弱で、偏差値55くらいの中堅校(〇〇学園)。自由な校風で、エースものびのびと過ごせそうな感じでした。
SK先生に、「〇〇学園なんていいと思うんすけど」と、言ってみると、SK先生は「う~ん…」と首をひねりました。
「〇〇学園は、書くことが多いんですよ。受験の問題も結構長い文章を書かせるし。学校でも、朝は毎日計算練習や漢字練習をやるみたいでね。コツコツやるのが好きな子には向いているかもしれないけど…」
エースも成長して学習の仕方などが変わってくれば良いと思うけど、とのことでした。
残念…。今のエースの状態では、たとえ合格したとしても、苦痛に感じることがあるかもしれません。なにせ、練習嫌い、コツコツやるのも嫌いなので。
もっとも、そんな状態で中学受験すること自体厳しいと思うのですが…。
うちのエース君、はたして中学受験に向けてのスイッチが入るのでしょう
小4、続きます。
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