アスペなエース君 小学3年② 温かなクラスの友達
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さわです。
3年生最初の教育相談で、担任のKW先生が開口一番に言ったこと。
「エース君は祥吾君(仮名)と仲がいいです。祥吾君に好かれています」
その祥吾君は、スポーツ万能で少しやんちゃな男子です。初めて同じクラスになったのですが、エースからは1年生の頃から名前を聞いていました。
「〇組の祥吾君に、外国人みたいだねって言われた」
「スイミングで祥吾君に会った。一年になってスイミング始めたんだって」
など、どうやら祥吾君は、1年生の頃からのことを気にかけていたようです。
そして、ついに同じクラス。
しかし、マイペースで空気の読めないエースは、祥吾君が近づいてきても反応なし。祥吾君もまだ3年生ということもあって、不器用だったのでしょう。どうにかしてコミュニケーションをとろうとして、エースの鉛筆の芯を折ってみたり、ペンで手に小さく落書きをしたりして、エースに反応してもらおうと試みていたそうです。
最初は誰がこんないたずらを!と腹が立ちましたが、今思えば可愛いもんですね。
そんなやり取りを経て二人は打ち解け、祥吾君はうちにも時々遊びに来ていました。乱暴な子という噂もありましたが、うちに来ているときは礼儀正しくて良い子でした。
KW先生の話によると、エースの席には他にも男の子が3~4人集まるようです。
低学年の頃は一人でいることが多かったので、これはとても意外でした。
その2~3人と思われる男の子も、うちに遊びに来るようになりました。
超マイペースで変に浮いているエースだけど、それを受け入れてくれる友達がいて本当にうれしいです!感謝です!
もう一人の友達、宏樹君(仮名)は、「エース君は人のやっていることをいちいち指摘しないし、友達の悪口も言わないんだよ」と言ってくれました。
その通りなんです!同じ3年生でも、宏樹君は人のことがよく見えているなぁと感心。
彼が言ってくれたことこそ、エースの長所、私の一番好きなところなんです!
エースはマイペースで人に関心がない分、人の悪口は言わない、人と自分を比較しないから劣等感も優越感も持たない、人に左右されない、という素晴らしい一面があるのです。
そんな我が子を、尊敬するときもあります。
きっとエースは、変に浮いているけど害はないのでしょう。
2回目の教育相談の時、KW先生は、
「エース君、最近人気者になっているんですよね。女の子もよくエース君のところに来るし、エース君のことをお世話したくてしょうがないって感じなんです」
と、またまた意外なことを教えてくれました。
なるほど、エースはそういうキャラなんですね。。。
勉強はできても生活力がない。
私も主人も、たまにイラついてしまうこともあるけど、優しい友達がいて良かった。
優しい仲間に何かと世話してもらいながら、エースもそれを素直に受け入れ、学んでいくのでしょう。
マイナス言葉で
「何やってんだよ! 早くしろよ!」
なんて言われていたら、きっとエースも反発して乱暴な言動をとってしまうかもしれません。
しかし優しいプラス言葉で、
「ちょと急ごうか。 ~した方がいいよ」
と言われれば、子供だって大人だって、
「そうだね」
と、優しい素直な気持ちになれると思います。
優しい言葉を使いましょう。
そうすれば、気持ちも自然と優しくなります。
この言葉は、エースが1年生の時に就任した女性の校長先生が指導していたことです。
エースの学年の子たちには、その教えがしっかりと定着しているようでした。
小学3年③に続きます。
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