短所は長所! 自慢の息子はアスペルガー

アスペルガーの長所は短所でもある。生活力はないけど勉強はできる。マイペースで協調性はないけど、その分人に左右されない。人と自分を比較しないから、優越感も劣等感もない。人に関心がない分人の悪口を言わない。そんな息子、エースの成長記録や、現在検討中の中学受験について書いてあります。

アスペなエース君 小学3年① 新任の先生

ご訪問ありがとうございます。

さわです。

 

うちのエース君、小学3年生になりました。

小学校では中学年に入るのですが、まだまだ幼くて可愛い息子です。

 

この時期になって、エースは交友関係が広がりました。

エースの通う小学校は比較的優しい子が多く、特にエースの学年の子たちは暖かな雰囲気で仲が良いのです。そんな子達のおかげで、エースも良い影響を受けて成長しているのでしょう。普通なら、エースのような変わった子は孤立してもおかしくないのですが、彼の個性を理解してくれる子もいて、変わり者なりに居場所があるようでした。

 

さて、3年の時の担任は、新卒の女性のKW先生。

新卒だから、彼女にとっては社会人1年生、教員1年生で、本人も不安だらけだったでしょう。

けど、あなたはラッキーですよ!と言いたいです。

KW先生の受け持つクラス、というか3年生達は、間違っても学級崩壊なんてことはないでしょう。一人二人は乱暴な言動が目立つ子がいますが、それよりも、優しく正義感のある子達の影響力が強いんです。だから、悪い方に流されていく子がいない。

この学年の子達を見ていて、こんな良い環境の連鎖が世の中に広がっていけば、みんな平和になるんだろうなぁ、なんて思うほどです。

KW先生、やはり新任ということもあり、宿題の出し方がおかしかったり、プリントミスが多かったり、マニュアル通りで臨機応変さに欠けるなど、問題点はありました。しかし、保護者の意見やアドバイスに耳を傾け、一生懸命さがよく伝わりました。

 

ちょっと厳しいことを言えば、保護者としては、学校に大事な子供を預けているのです。不備があったとしても、新任だからという言い訳は通用しません。

 

KW先生はそのことをわかっているのか、「まだ慣れていないので~」みたいな言い訳は一切しませんでした。

若くて元気で鬼ごっこを一緒にやってくれるKW先生は、子供達にとても人気があり、クラスもまとまっていました。

 

ただ、ちょっと疑問というか、違うんじゃないかなと思うのは、

「授業のめあては、必ずノートに書いて下さい」

「ノートは必ずとって下さい」

確かに、理想を言えば、ノートをきちんととって、学習内容を定着できると良いでしょう。さらにノートを見返して復習していれば言うことありません。

しかし、その理想通りにいく子が何割いるでしょうか。

 

ノートをとるだけで満足してしまう子もいるでしょう。

あるいは、ノートをきちんととることに注力して、肝心の説明が頭に入っていない子もいるでしょう。

ちなみにエースは、ノートをほとんどとらず、よく先生に注意されていたようです。

教育相談の時に、KW先生も言っていました。

なので、私はKW先生に説明しました↓。

 

エースがノートをとらないのは、書いて覚えるタイプではないからです。少数派だけど、エースと同じようなタイプの人間は他にもいます。(頭の中にノートが主張する人もいます)

だから、ノートをとる目的が、学習したことを覚えるためでは、無意味で納得がいかないでしょう。

彼らのようなタイプの中には、みんながノートをとっている間に、説明に対して色々考えたり想像を膨らませたりしている人もいます。きっとそのような人たちは、自分の頭の中にあるデータ量が多すぎて、筆が追い付かないと思います。

エースの場合は、自分が必要だと思えば書くこともあります。自分から”こうしよう、こうしたほうがいい”って気づかないかぎり、周りがいくいくら説得しても鬱陶しいと思うだけです。

なので、何かをしてもらいたいときには、説得ではなく、働きかけをしてみると良いと思います。働きかけがその時は通用しなくても、いつかは気づいて役に立つことがあるかもしれません。

幸い、エースはノートをとらなくてもテストだけはほぼ満点をとっているので、KW先生も”頭の中にノートがある”論は、なんとなく納得したようでした。

 

私は、エースの場合、学習の定着ではなく、字の練習のためにノートに文字を書いてほしいんですよね。。。

なにせ、字がザツすぎ、線やマスを無視して書いている。

何度か言ってはみたものの、未だにエースのノートはほとんど書き込みがありません。

 

  次回は、エースの交友関係に思わぬ展開があったことを書きたいと思います。

 

こちら ↓ 参考になった本です。

    

 

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