アスペなエース君 小学2年⑤ 通級やめて進学塾に切り替え
ご訪問ありがとうございます。
さわです。
思い返してみれば、小学校2年生の時は色々あったんですね。
ついに⑤まで来てしまいました。
うちのエース君、小学2年の11月くらいに、「中学受験の塾に行きたい!」と言い出しました。
知り合いのお姉ちゃんが受験した話を聞いていたのか、以前、児童精神科の先生に勧められたことを覚えていたのか。。。エースにはまだ、中学受験の意味や大変さなど、わかっていないはずだけど、なぜ塾? しかも中学受験?
まぁ、エースは小学校に入学した当初から、「僕は国立大学に行って、大学院も国立に行きたい」なんて、何の根拠もなく言っていて、中学から大学院までは「私立→私立→国立→国立」で行こうかなと勝手に言っていました。
とはいえ、本人がやりたいということはやらせてあげよう、というのが家の方針。
中学受験は長い道のりで、塾通いが続くのか、本当に中学受験をするのかはわからないけど、とりあえす体験授業の手続きをしました。
そして進学塾の体験授業をした結果、2年生の2月から入塾をすることに決まりました。
この進学塾は中学受験専門で、エースは一番早い時期の入塾になりました。
2年生~3年生は週一回ですが、それでもほかの習い事のことを考えるとスケジュールがいっぱいで、これを機に、通級をやめることにしました。
もちろんエースとも相談しました。
スイミング、体操教室はやめたくないと言い張るエース。「じゃ通級は?」ときいたら、笑顔で「やめる!」と即答。私も主人も異論はありませんでした。
しかし、その通級、やめるのが結構大変でだったのです。
習い事のように、「やめたいです」と言ってすぐにやめられるものではありません。
知り合いの話によると、
通級は、指導者が”この生徒は卒業してもOK”と認めて、その生徒が通う学校の担当者と保護者の同意のもとで終了となる流れが基本。急にやめられると通級指導者側で何かと不都合が生じるのだとか。
そのせいなのか、うちは、通級の担任にやめる旨を連絡すると、いったんは了承したものの、その翌日、エースの学校の教務主任から電話連絡がありました。
おそらく、通級の担任が教務主任に、「エース君のお母さんから通級をやめるという連絡がありました~。できればもう少し続けさせたいのですが…」的なことを伝えたのでしょう。そして教務主任は「はい、私が説得します」みたいな。。。
そんな流れが想像できる電話の内容でした。
ちなみに、教務主任は、エースのクラスの担任MA先生が来られなくなった代わりに担任代行をしていた先生です。
教務主任:「エース君、どうして通級をやめようと思ったのですか?」
(教務主任は、エースのクラスの担任MA先生が来られなくなった代わりに担任代行をしていた先生です)
私:「エースは進学塾に行きたいと言い出しました。スケジュール的なことを考えて、習い事か通級か、どれかをやめる?と聞いたところ、通級をやめると言いました」
教務主任「それで、お母さんもお父さんも、了承したのですね」
私:「はい。実は以前から、私は通級はやめた方がいいかなと考えていたんです。エースのことについては児童精神科の先生や臨床心理士などに相談したのですが、エース自身にやりたくないことを強制して”みんなと同じように”近づけるよりも、エースのやりたいことをどんどんやらせてあげたほうが良いと言いました。私もその意見に賛成でしたので」
教務主任:「でもね、エース君、時々女の子に嫌がれれる行動をすることがあるんですよ」
私:「どういう行動ですか?」
教務主任:「女の子の足を触って、その子に『キャー』って言われる場面、3回ほど見たんですよね」
私:「その時、先生は注意したのですか?」
教務主任「見ていた時は、近くにいなかったんで注意することができなかったんですけどね」
私:「そうですね。先生もお忙しいから。ただ、そういう時は後からでも注意して下されば、エースもやめると思います」
教務主任:「はい、次からはそうします。あと、よくズボンの中に手を入れているんですよね。あれは癖なんですか?」
私:「はい。感覚統合といったかな…。何か落ち着かないときや退屈な時など、自分の気持ちを落ち着けるための動作なんです。爪噛みや髪の毛をいじったりするのと同じです。児童精神科の先生が言うには、そういうのは無理にやめさせないほうがいいみたいです。無理にやめさせると、もっとひどくなったり他の行動に出たりする可能性があるそうです」
教務主任:「なるほど…。でもね、今はまだ2年生だからいいんだけど、みんな成長していくし、女の子は特に成長が早いし。そういうの(ズボンに手を入れる)を見て、嫌がる子がいたりするとエース君がかわいそうなんでね」
私:「だから通級を続けた方がいいということですか?」
この辺で、私は若干イラついていました。
私:「エースは進学塾に行きたいと行っているんです。それを止めてまで、通級を続けた方がいいとおっしゃるのですか?」
教務主任:「塾は勉強を教えるだけで、コミュニケーションのことまで見てくれないでしょ?それに、エース君は勉強はよくできるから、特に塾に行く必要はないと思うんですけど」
私:「エースが行きたいのは進学塾です。中学受験専門の。学校の勉強を対象にした塾ではありません。学校の勉強とは次元が違うし、エースはそれを学びたいと言っているのです」
教務主任:「でも、そういうことは我慢させるのも勉強だからね」
ここで、私は心の中で怒り爆発です。
やりたいことを我慢!?
しかも、本人にとってプラスになることを我慢させるのが勉強!?
何十年も教員をやっている人が、よくそんな理不尽なことが言えたもんだ!!それに、塾は勉強を教えるだけだなんて、この人、塾の見学をしたことあるのか?もしかして、そんなテキトーな理屈で私を言くるめようとしてる!?
昭和の言葉でいうと、なめんじゃねーぞ!と、叫びたい気持ちだけど。。。そこは抑えて
私:「さっきから聞いていると、『でもね、でもね』ってことごとく私の意見を否定されてますよね?」
教務主任:「・・・否定のつもりはなかったんですけと・・・すみません」
私:「先生は塾を我慢させると言いましたけど、それは違うと思います。あれが欲しいとか、もっとゲームやりたいとか、そういう欲求は我慢してもらわなければいけないときもあるけど、エースが塾に行きたいと言っているのは欲求ではなく意欲です。しかも、勉強やスポーツなど、本人にプラスになる意欲です。どうして我慢させる必要があるのですか?どうしてそれが勉強になるのですか?」
教務主任:「そうですね・・・」
私:「それに、先生はみんな成長していくと言いましたが、エースだって彼なりに成長していきます。いつまでも今のままということはありません」
教務主任:「はい・・・」
という感じで、私は内心とても腹が立っていましたが、できるだけ落ち着いた口調で意見を言い、教務主任はしぶしぶ承知したようでした。
教務主任の説得が失敗に終わり、通級の担任から通級終了の手続きを進める連絡がありました。
しかしこれも、お母さんだけでなくお父さんも一緒に来てくださいとのこと。
面倒です。。。面倒ですが、主人も会社の都合をつけて、通級教室まで行き、何とか無事、通級を終了することができました。
続く。次は小学3年生です。
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